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コピペで使える。Excelマクロ×特許情報取得API・準備編(1)

モチ湖
こんにちは! モチ湖です。

突然ですが、日本国特許庁が提供する特許情報取得APIって知っていますか?。

モチ湖
この特許情報取得APIを使ってExcel(VBA)とJplatPatの経過情報とを連携することができるのです。
モチ湖
ということで、今回からシリーズで、特許情報取得APIの使い方についてできる限りていねいに紹介をしていきたいと思います。

第1回は、準備編です。特許情報取得APIの疎通まで紹介します。

本記事の内容

(1)特許情報取得APIの利用申し込みの方法がわかる。
(2)特許情報取得APIの認証方法がわかる。

本記事の信頼性

この記事を書いている私は、中堅特許事務所でシステム管理者として17年間働いた経験があり特許事務作業の便利ツールに詳しいです。

 

1.特許情報取得APIの利用申し込み

特許情報取得APIは、特許庁に利用者登録をしなければ使用できません。利用登録方法は、下記のAPI情報提供サイトに記載されていますので、それに従って特許庁に申し込んでください。しばらくすると、特許庁から下記情報が通知されます。

メモ

(1)ID
(2)パスワード
(3)トークン取得パス
※これらの情報の漏洩には十分にご注意ください。

出典

(1)API情報提供サイト
ホームページ: https://ip-data.jpo.go.jp/pages/top.html

(2)申し込み先
<担当部署>
特許庁 総務部 総務課 情報技術統括室 特許情報企画調査班
メールアドレス:PA0630@jpo.go.jp 電話:03-3581-1101 内線 2361

 

2.マクロコード

3.マクロ特徴

このマクロは、API情報サイトの「認証手順」を再現しているだけです。

①4行目~16行目
利用者情報を基に下記表のBodyを作成して、postFunctionに渡します。

②26行目~30行目
下記表のHeaderを作成します。

③31行目~37行目
BodyとHeaderを特許情報取得APIに送信して、取得したレスポンステキストを返します。

 

3.マクロ実行結果

マクロを標準モジュールに張り付けて実行してください。
標準モジュールを表示させる方法は下記参考サイトをご参照ください。
参考サイト:http://officetanaka.net/excel/vba/beginner/10.htm

getAccessTokenを実行した後、Json形式のデータが返却されイミディエイトに表示されると、認証成功です。
当該データには、アクセストークン("access̲token")とリフレッシュトークン("refresh̲token")が含まれています。

 

以上、Excelマクロで特許情報取得APIを使用する方法準備編を紹介しました。

次回は、特許情報取得APIを使って、経過情報を取得する方法を紹介します。

コピペで使える。Excelマクロ×特許情報取得API・準備編(2)

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