前回お話ししたように、特許業界ではまだまだ外国との郵便のやり取りが盛んです。
過去記事はこちらです。
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コロナが特許事務所に与える影響|今後起きうる問題とは!?
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今回は、各国の郵便のやり取りの中で、遭遇した驚いたことなど、郵便にまつわる話をいくつか紹介したいと思います。
本記事の内容
・各国の郵便のやり取りの中で遭遇した驚いた話(体験談)
本記事の信頼性
この記事を書いている私は、特許事務員として17年間特許事務所で働いた経験があり、特許事務全般の仕事に詳しいです。
本記事は、特許事務員の方や、これから特許事務所で特許事務として就職しようと考えている方に興味深く読んで頂ければと思います。
超絶遅れの郵便物(フィリピン)
現在、中国や韓国といった近隣諸国との間で国際郵便の遅延が深刻化しています。
韓国からのEMS(国際スピード郵便)はこれからは1~2か月遅れが見込まれると言われています。
しかし、それを上回る遅さで郵便が届く代理人がいました。
フィリピンのとある代理人は、普段は電子メールでやり取りをするのですが、請求書は郵便が原則でした。
ある日、電子メールでStatement of Account(未払い請求書リスト)が届きましたが、身に覚えのない請求書番号が…
これは何か?
こちらには届いていないけれども、と連絡しても、毎月同じ請求書番号が書かれたStatement of Accountが届き続けてきました…
あるとき、台湾の切手が貼られた書類が届きました。
開けてみると、びっくり、そのフィリピンの事務所からの請求書があったのです!
しかも4か月以上も前の日付です!
真相はわからないのですが、どうやらフィリピンから台湾まで船便で送り、そこから日本に航空便で送ったのでは、と思われます…
「金輪際やめてくれ!」と何度メールで頼みましたが、聞く耳をもちません…
その後も何度か超絶遅れの請求書が届くことになるのでした…
フィリピンからの代理人の郵送は要注意です…
カレーの香りがする郵便物(インド)
郵便物についてのびっくりが多いのはインドです。
まず、郵便物が黄色くなり、しかもたまにカレーの香りがします(笑)。
封筒がビリビリになっていることも多く、逆にビリビリになりすぎたのか、ビニールテープでぐるぐる巻きになっていることもあります…
どのような取り扱いをすればこうなるのでしょうか!?
首をかしげてしまうことが多いのがインドです…
最近は、インドも電子化が進んでいるのか、あまりびっくり郵便物が届かないのがちょっと寂しかったりします(笑)
クリスマスカードの電子化(欧米)
寂しいといえば、クリスマスカードです。
外国の代理人から年に一度、きれいなクリスマスカードが届くのが、数年前までの年末の風物詩でした。
送られてきたカードのうち、きれいなものを選んで、ブースに貼ったり。受付の机の上に飾ったり。
もちろん、こちらからも、和風のきれいなカードを選んで送っていました。
それが、ここ数年は、電子メールでの送付が増えてきて、実際にクリスマスカードが来るのは数枚くらいです…
もちろん、きれいな写真付きの電子メールもいいのですが、ちょっぴり寂しいですね。
きれいな切手(台湾)
きれいといえば、切手がきれいなのは台湾が多い気がします。
最近は、郵便局の切手代わりのスタンプが押された郵便が多いのですが、きれいな切手が沢山貼ってある郵便物は、到着して楽しくなります。
捨てるのがもったいなくなるのが玉に瑕でしょうか。
台湾に限らず、各国の珍しい切手が手に入ります。
切手収集の趣味のある方にとって特許事務所に働くことはいいかもしれませんよ。
海外からの郵便物で驚いたエピソードのまとめ
各国の郵便事情にはいろいろな特徴があります。
こうした経験ができることも特許事務員のいいところかなと思います。
なかなか事務をやっているとこういう経験できませんよ。
特許事務の仕事については本ブログでも書いています。
こちらの記事が参考になりますよ。
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このブログではこれからもどんどん特許事務に役立つ情報を発信していきますのでご覧いただければと思います!